AIに言うことを聞かせる方法
何を使うかではなく、
どう使うかが、大切。
私のスクールの軸は、「やり方ではなく在り方」。
AI の操作方法やプロンプトのテクニックを覚えてもらう場所ではありません。 AI との 「接し方」「向き合い方」 を、皆さんの中に身につけてもらうことを目指しています。
やり方は 追いつけない。在り方は、ずっと使える。
AI の進化はすさまじい速さで進む。やり方を追いかけても 追いつけない。 でも、在り方・接し方は不変。一度身につければ、新しい AI が出てきても応用が利く。
- やり方を追いかけ続けると AI 疲れ を起こす。
- 在り方は不変。一度身につければ、新しい AI でも応用が利く。
- だから今日は 「使い方」ではなく「接し方」 を学んでいただきます。
受講者を 4 段階 に分けています。
今日お伝えするのは、「初心者から初級者になるためのコース」を少し端折ったもの。 この 60 分で、皆さんには初級者の入口まで来ていただきます。
- 初心者 — AI を触ったことがある
- 初級者 — 修正できる / 追加指示を言語化できる
- 中級者 — 自分専用プロンプトを作れる
- 上級者 — AI と作り上げる対話を設計できる
やり方は 追いつけない。
在り方は、ずっと使える。
AI の進化はすさまじい速さで進む。やり方を追いかけても 追いつけない。
でも、在り方・接し方は不変。一度身につければ、新しい AI が出てきても応用が利く。
- やり方を追いかけ続けると AI 疲れ を起こす。
- 在り方は不変。一度身につければ、新しい AI でも応用が利く。
- だから今日は 「使い方」ではなく「接し方」 を学んでいただきます。
受講者を 4 段階 に分けています。
今日お伝えするのは、「初心者から初級者になるためのコース」を少し端折ったもの。 この 60 分で、皆さんには初級者の入口まで来ていただきます。
- 初心者 — AI を触ったことがある
- 初級者 — 修正できる / 追加指示を言語化できる
- 中級者 — 自分専用プロンプトを作れる
- 上級者 — AI と作り上げる対話を設計できる
持って帰るもの、話さないこと
あなただけの、最強プロンプト を 1 個。
世の中にあふれている「他人の最強プロンプト」ではありません。 あなた自身が、あなたの頭で作り上げた、あなた専用の 1 個 です。 そのために必要な「AI との接し方」を、これから 60 分でお伝えします。
今日 話さない こと。
- 最新ツールの紹介ではない。
- 完璧なプロンプト集の配布でもない。
- 自分で組み立てる力をつけるための講座。
献立を 注文してみる。
スライドに入る前に、ちょっと AI を触ってみましょう。
最初と 2 回目で、出てくる献立が変わる。これが今日のキーワードです。
- ワーク① お手元の AI で、夕食の献立を提案してもらう。
- ワーク② 次に、家族構成や好みを追加で伝えて、献立がどう変わるかを見る。
AIの事を知ろう
AI は 内容を理解している
と思いますか?
AI 今昔物語 — イライザとチャッピー
だから、AI は 育ちません。
事前学習した情報 + ユーザーから渡された情報(引継ぎノート + 今回の指示)。 この 2 つを組み合わせて出力しているだけ。
- 「AI を育てる」と世間では言う。これは正確には 誤り。
- 育っているのは 引継ぎノートの方 であって、AI そのものではない。
- 今あなたが会話している AI の中身は、あなたの利用では変化しない。
これが AI の正体。
だから、こちらが渡す情報の質が、結果のすべてを決める。
- AI は、人間のようには 理解していない。
- 情報を組み合わせて出している だけ。
- 今会話している AI の中身は、あなたの利用では 変化しない。
第 1 章を踏まえて、AI と我々の関係
AI は 情報を組み合わせて出す 装置。
だから、こちらが渡す情報が全てを決める。
我々が AI に 求めるもの。
AI はたくさんの情報を持っている。我々はその情報が欲しい。 そして、自分好みに出してほしい。
- AI はたくさんの情報を持っている。
- 我々はその情報が欲しい。
- つまり、AI との関係は 「注文する側 vs 作る側」。
注文の質が、すべてを決める
AI は 腕利きシェフ。ただし、言われた通りにしか料理しない。
AI = たくさんの材料を持っている腕利きシェフ。 ただし、このシェフは 言われた通りにしか料理しない。
フワッとした注文 vs 具体的な注文。
「美味しいハンバーグ」 → シェフは 万人受けする、ありきたりなハンバーグ を出してくる。
- 「ツナギ無し、牛 100%、産地はアメリカ産、レアで」
- → 本格的なステーキハンバーグ が出てくる。
- 子供受けはしない。でも、肉好きにはたまらない一品。
AI に どういう注文をするか。これが、すべてを決める。
注文の 具体性 が、出てくる料理の質を決める。 これが AI への接し方の 大原則。
たくさんの食材を持っている 腕利き。注文を待っています。
左:「おいしいハンバーグ」 / 右:「ビーフ100%、アメリカ産、500g」。
左 = 万人受けする、ありきたりなハンバーグ。右 = 本格ステーキハンバーグ。注文の質が、料理の質を決める。
AI と 作り上げる。
完璧な注文を一発で書く必要はありません。最初の一言で全てを決める必要もありません。
自分なりに最大限具体的に投げて、そこから AI と対話を重ねて、欲しいものに近づけていく。
これが「AI と作り上げる」ということ。この姿勢を持ったうえで、これから 2 つのコツを紹介します。
2 つの コツ。
これから紹介する 2 つは、「AI と作り上げる対話」を加速させる道具です。
- コツ① 最初の一言を最大限具体的に
- コツ② 広い心で接する(ハルシネーションへの向き合い方)
具体性 = あなたの実力 の鏡。
テンプレートも、コピペ用の文例も要りません。 「自分が頭の中で思っていること」を、そのまま具体的に言葉にするだけ。
- 「具体的に何を書けるか」── それは、あなたが その分野でどれだけ理解しているか の反映。
- 自分の業務、自分の関心領域なら、あなたは具体的に語れるはず。
- 曖昧にしか書けないなら、まだその領域への 理解が浅い のかもしれない。
AI の嘘は、人間の会話と同じ仕組み
AI は 嘘をつく。
AI に嘘をつかれた経験は、多少なりともあるでしょう。これを ハルシネーション といいます。
結論から言うと、これを 100% 防ぐことはできません。
AI は こんなこと をやる。
- 話を盛る。
- 根拠のない曖昧なことでも、知ったかぶり して話す。
- 自信なさそうにすればいいのに、自信満々で間違える。
これって、AI だけ ですか?
── 受講者の答えを待つ ──
人間も 会話を成立させる ためにやる。
会話のたびに「根拠は?」「本当ですか?」「最新情報ですか?」と突っ込み続けたら、話が進まない。 聞く方も「話、長っ!」「普通に答えられんの?」となる。
- 人間は会話を成立させるために、ある程度の曖昧さを許容 している。
- これは欠陥ではなく、会話の機能の一部。
広い心で、でも大事な場面では検証する
凄腕シェフ AI は 「できません」 を基本的に言わない。
AI も基本的に 「会話が成立するように」 設計されている。 人間が無意識にやっているのと、構造的には同じ。
- ちょっと自信がなくても、自信満々で出してくる 癖がある。
- 素材の出どころも、ちょっと盛ってくる ことがある。
- 分からないことも、それっぽく取り繕う。
だから、広い心で 接する。
ハルシネーションは、AI だけの特別な問題ではない。
人間も日々やっていることが、AI にも起きている。
そう理解すると、AI との付き合い方が変わります。
- 100% 防ごうとしない。
- 「100% 正確」を期待しない。
- でも、大事な場面では検証する。
間違えられたら困る場面では、
必ず検証する。
会話の中の「曖昧さ」と、業務での「事実誤認」は 別物として扱う。 大切な場面でだけ、根拠を求める。自分でも根拠を用意して、AI とすり合わせる。
- 医者が薬の量を決める
- 会社の決算書類を作る
- 契約書の条文を確認する
無理やり何でも根拠を求めると、
AI は 架空の論文 を作る。
無理やり何でも裏付けデータを求められたら、AI はそのデータを テキトーに用意 します。
「それっぽい架空の論文」などが出てきます。
だから、自分でも知識を持って、一緒に確かめながら作り上げる。
「許可」と「ラベル」で対処する
「許可」 と 「ラベル」 で対処する。
①最初に 「許可」 を与える。
②曖昧な部分に 「ラベル」 を付けさせる。
- 【1 つ目】 「無理しなくていいよ。無いなら無いって言っていいよ」
- 【2 つ目】 「推測や曖昧な部分には(曖昧)と併記して」
広い心とは。
- ハルシネーションは AI だけの問題ではない(人間もやっている)。
- 100% 防ごうとしない。
- ただし、業務での 事実誤認は別問題。
- 大切な場面では 根拠を求める。
- AI に 「無いなら無いと言っていい」 と最初に許可を与える。
- 「(曖昧)」 とラベルを付けさせる。
振り返りと、今日の集約
今日の キーメッセージ。
- 【第 1 章】 AI は情報を組み合わせる装置。今あなたが会話している AI の中身は、あなたの利用では変化しない。
- 【第 2 章】 だから、注文の仕方が全てを決める。
- 【第 3 章】 完璧な一発注文は不要。AI と対話して作り上げればいい。
今日の 60 分は 「最強プロンプトの作り方」。
ただし、これは 「プロンプトの書き方の方法論」ではない。
AI への理解に基づいた、接し方そのものとしての「作り方」。
- 第 1 章で AI の 正体 を知った。
- 第 2 章で AI への 接し方の原理 を理解した。
- 第 3 章で 2 つのコツ を学んだ。
- あなたは「自分の最強プロンプトを作れる人」になっている。これが、接し方を身につけた証。
もう一度、3 つの軸。
- 大前提 AI と作り上げる意識。
- コツ① 最初の一言を最大限具体的に。
- コツ② 広い心で接する。
世の中の「最強プロンプト」は、
他人の最強。
SNS で、ブログで、note で…「最強プロンプト」が溢れている。
でも、それらをコピーして使っても、あなたが欲しい答えにはなりません。
なぜなら、それは 「他人の最強」 だからです。
自分専用の最強プロンプトを、自分の言葉で育てる
あなた自身が、こうやって作る。
- AI と対話して、欲しい答えに辿り着く(今日学んだ大前提と 2 つのコツを使って)。
- 辿り着いたら、AI にこう頼む:「このチャットのやり取りを再現したいから、プロンプトにして」。
- AI は、あなたが出した複数の指示をまとめて、一つのプロンプトに整理してくれる。
- それが あなた専用の最強プロンプト。
「使える状態」にする 磨き方。
再現性 がプロンプトの目的。
作ったプロンプト、そのまま使うのは早い。
新規チャットでテストし、ズレがあれば元のチャットで AI に分析させて修正する。
- 新規チャットを開く。
- 作ったプロンプトを最初に貼る。
- 元のチャットと同じ指示を出してみる。
- 近い答えが一発で出る → 合格。採用する。
- 変な答えが出る → 元のチャットに戻り「このプロンプトを使ったら、こんな答えが出たんだけど。何かおかしい?」と聞く。AI の修正提案も 鵜呑みにせず、必ず再度新規チャットで確認。
プロンプト作成の 注意点。
- 長くしすぎない。 重要な指示が埋もれやすくなる。
- 大事な情報は最後に。 AI は最初と最後を読みやすい。真ん中に置くと忘れる。
- 否定形より肯定形。 「○○しないで」より「○○して」と書く方が結果が良い。
ここから少し、AI を使わず、
自分のペン で書いてください。
「今日の講座を受けて、私はこれから AI とどう付き合うか」
- 200 字程度。
- きれいに書く必要はない。
- 自分の本音で。
3 名で順番に 読み上げる。
- 3 名で順番に、書いた内容を読み上げる。
- 講師は 批評しない。受講者同士もコメントしない。ただ聞く。
- 聞いた後、講師が一人ずつに 「この言葉を選んだ理由」 を 1 つだけ聞く。
今日あなたが 持って帰る もの。
これで「AI を使える人」になる。
1 つ目: あなたが書いた 200 字 — 「他人の最強プロンプト」ではなく、あなたの今日の AI 観。半年後にもう一度同じお題で書けば、違いに気づく。それがあなたの「在り方」の変化です。
2 つ目: あなただけの最強プロンプトを 1 個 — 今日学んだ接し方を使って、講座後に作ってみてください。